Appleの2024年における世界のスマートフォン市場シェアが前年の19%から18%に減少しました。その一方で、中国のメーカーが世界市場での存在感を大幅に拡大していることが明らかになりました。
Counterpoint Researchの調査によれば、Appleのスマホ売上は前年比で2%減少しましたが、スマートフォン市場全体は4%の成長を遂げました。特にXiaomiなどの中国ブランドは同期間に14%までの成長を見せました。
AppleのiPhone 16は、中国市場でApple Intelligenceの機能の提供が遅れたことが影響したとのことで、その結果、iPhone 16の販売においては大きな伸びを見せませんでしたが、新興市場であるラテンアメリカでは強い成長を続けています。
また、Appleはプレミアムモデルに対する需要の増加を見ています。CounterpointのシニアアナリストであるIvan Lam氏は、消費者がより高価格帯のデバイスを選ぶ傾向が高まっていると報告しています。特に中国市場では、ProとPro Maxモデルの割合が2024年第4四半期には50%を超えると予測されています。
市場をリードするSamsungは、AI搭載のS24シリーズやAシリーズの需要が強く、変わらずその他のメーカーをリードし続けています。その一方で、中国のHuawei、Honor、およびMotorolaが急成長を遂げており、トップ10のスマートフォンメーカーの中で最も速く成長しているブランドとして浮上しています。
Appleは2024年10月からApple Intelligence機能をソフトウェアアップデートを通じて導入していますが、これがユーザーに端末をアップグレードさせることにはつながっていない模様です。Appleの技術アナリストであるMing-Chi Kuo氏によると、これらの機能の魅力はクラウドサービス、例えばChatGPTなどに比べて「著しく低下」しているとのことです。
しかし、未実装のApple Intelligence機能がいくつかあり、大型のSiriの変更は2025年4月に導入されると噂されています。
参考情報:macrumors.com
タカフ