「Surface Book 3が発売されたみたいだけどどんなPC?」
「メモリがんがん使えてGPUも積んでいるオススメノートPCない?」
こんにちは、タカフです。
Surface シリーズのノートPCの中でも最高峰のスペックを誇る Surface Book 2ですが、
その次世代モデルある『Surface Book 3』が、Microsoftより2020年5月7日に正式発表されました。
とにかく妥協のないPCであるSurface Bookシリーズの最新版ということでめちゃくちゃ気になってます。
日本での発売日は 2020年6月5日(金)発売予定ですが、この記事ではSurface Book 3のスペックレビューをして、Surface Book 3がどんなPCなのかをお伝えしていきたいと思います。
Surface Book 3とはどんなPCなのか
Surface Book 3は、MicrosoftのSurfaceシリーズの中でもフラッグシップモデルとなるノートPCです。
製品動画もまたかっちょいい。。。
Surface Book の何がすごいかって、
本格的な動画編集や画像加工には必須のGPUが搭載されているのに、
ゲーミングPCのようなゴツゴツした感じもなく比較的軽量で持ち運びしやすいPCでありながら、
液晶部分は外せてタブレットにもなっちゃうという、まさに非の打ち所がない最強PCなのです。
ラーメンでいうところのトッピング全部乗せPCってやつですね(笑)
そのSurface Bookの2020年現在の最新版が『Surface Book 3』であり、前モデルよりもさらなる進化を遂げています。
この進化したSurface Book 3を使えば、
動画編集ならGPUのパワーで動画エンコードを時間短縮することが出来、
画像編集なら最大32GBメモリで大量のレイヤーがあっても余裕で作業をこなし、
PCゲームをする人なら1080p60フレームでもヌルヌル動かすことが出来ちゃったりします。
そもそも良いPCとは何か、を突き詰めると、僕にとって良いPCとは『とにかく作業がはかどるPC』だと思っています。
世の中にはあるんですね。そういうPCって。
作業がはかどるPCを使えば、とりわけフリーランスや自営業の方でしたら売上(お金)というわかりやすい結果になって返ってきます。
売上が増えれば、自分のビジネスはさらに成長します。ビジネスが成長すれば資金が潤沢になるので、新しいビジネスを始めたり、外部に発注できたり、仕事道具や設備に投資したりと、今まで出来なかった事が出来るようになってきます。
で、
Surface Book 3はそっち寄りのPCというわけです。なんせフラッグシップモデルですから。
因みに余談ですが、YoutTuberで有名なHIKAKINさんはとにかく「仕事道具はケチるな」というポリシーを持っておられます。
トップの人はやはり良い物を使っている。
少し背伸びしてでも良い物を使ってみると、
「おれってこんなに出来たのか!買ってすぐは分かんなかったけど、やっぱり違う。。本来自分が使ってたものじゃ出せなかった本当の自分のパワーが出せたりします」
と言ってます。
さすがにHIKAKIさんと同じ75万円のPCは買えないですが(笑)、僕もPC・ディスプレイ・マウス・キーボードは商売道具なので出来るだけ良い物を買うようにしてます。
確かに良い仕事道具を使うとそれだけで仕事のパフォーマンスって実際に変わるんですよね。
とまぁだいぶ話が脱線しましたが、この記事ではそんな期待に応えられるSurface Book 3の注目すべきポイントを深掘りしていきます。
Surface Book 3のスペックレビュー!注目すべき5つのポイント
ここではSurface Book 3の注目すべきポイントを紹介していきます。
[性能]この小さな筐体の中にGPUが入ってメモリ32GBも選べる
Surface Pro 7やSurface Laptop 3ではGPUも搭載されていないしメモリも16GBまでしか選択出来なかったのですが、
Surface Book 3はGPUも搭載するし、メモリも32GBまで選択可能です。
第10世代のCPUも、クアッドコアのハイパースレッディングなので最大8コアで動いてくれます。これは前モデルのSurface Book 2よりも50%高速化とのこと。
動画編集・画像加工するPCは大抵はタワー型のデスクトップPCになるのに、ノートPCでこれが出来るのがすごいですよね。
昨今、テレワークを強いられる事が多くなってわかったのは、『作業用PCがデスクトップで会社でしか作業出来ないというのはリスクである』ということ。
会社にいかないと作業にならないというのはこのような事態では単純に売り上げを止める事となるからです。
今の時代ノートPCでもこれだけのスペックがあり動画編集・画像加工・VR開発も出来るわけだから、そのリスクは回避したいところ。
もちろんデスクトップPCの方がさらにハイスペックな構成にもすることが出来ますが、そこでしか作業出来ない・売り上げを止めてしまうリスクに比べたら僕はノートPCを選ぶべきだなと思ってしまいます。
[液晶]大きい・キレイ・外せる
Surface Pro 7とSurface Laptop 3とSurface Book 3との液晶を13インチ級で比較してみましょう。
デバイス | 大きさ | 解像度 | 液晶取り外し |
---|---|---|---|
Surface Pro 7 | 12.3インチ | 2736 x 1824 | ○ |
Surface Laptop 3 | 13.5インチ | 2256 x 1504 | × |
Surface Book 3 | 13.5インチ | 3000 x 2000 | ○ |
いかがでしょう。これが冒頭で述べたSurface Pro 7とSurface Laptop 3を足しても叶わないポイントです。
Surface Pro 7よりも10%画面サイズが大きく、Surface Laptop 3よりも30%高解像度です。その上取り外しも出来ます。
Surface Pro 7 は取り外しが出来るのでSurfaceペンは使いやすいですが、キーボードは褒めたものではない。
Surface Laptop 3はキーボードが優れていますが、ノートPCスタイルではSurfaceペンはほぼ使えないに等しい。
Surface Book 3はどちらも妥協せずキーボードも優れているし、タブレットにしてSurfaceペンも使えます。
それを可能としているのがこのヒンジです。これは結構すごい発明だと思うんですよね。
しかもこのヒンジ、よくある2in1PCのように折り返しも出来るのです。本当に妥協のないPCです。
すごいですよね。ノートPCモード・折り返しモード・スタンドモード・タブレットモードが全て出来るのって。
恐らく全ノートPCの中でもこの芸当が出来るのはSurface Bookだけではないでしょうか。
[バッテリー]バッテリー持ちが驚異の最大17.5時間!
こんな工事現場で使うようなPCではないですが(笑)
Surface Book 3はバッテリー持ちが尋常ではない値です。
13.5インチモデルなら最大 15.5 時間
15インチモデルなら最大 17.5 時間
です。
まぁこのPCを選ぶユーザーはデスクでがっつり電源アダプタ差しながら作業する方でしょうからバッテリーの持ちは気にしない方が多いでしょうが、
それでも、外出先でいざという時にずーっとバッテリーが持つというのは助かりますね。
Surface Pro 7 とSurface Laptop 3 とで比較するとこれだけ違います。
デバイス | バッテリー |
---|---|
Surface Pro 7 | 最大 10.5 時間 |
Surface Laptop 3 | 最大 11.5 時間 |
Surface Book 3 | 最大 15.5 時間 |
同じ様な筐体サイズなのにどこに電池が入っているんでしょうね。すばらしい電池持ちです。
[キーボード]ブレないキータッチ
Surface Book 2の打鍵感を踏襲しているなら、Surface Book 3のキーボードもやはり最高なことでしょう。
ノートPCにおいて、キーボードの打ち心地というのは本当に大切です。
特に執筆作業やプログラミングなどキー入力が多い仕事においては、どれだけ軽快にキー入力が出来るかどうかが若干ながら仕事の成果にも影響するのではないかと思います。
僕がノートPCのキーボードとして優秀だと思うのは、やはりMacbook Proです。
筐体自体はしっかりとして安定していてそれでいてあの跳ね返りの良さはさすがApple、ものすごい研究開発費をかけているのではないかなと思っています。
(ただし、世界的にはMacbook Proのキーボードは故障が多いらしい。。2020年モデルでは改善されたらしいけど。)
僕は普段Surface Pro 7を使っていますが、唯一オススメ出来ないポイントがキーボードなんですよね。
Surface Pro 7のキーボードはデスクとキーボードとの間に空間が出来るのでバコバコ音がします。結構これ気になるんですよね。
その点Surface Book 3のキーボードは昔ながらのノートPCスタイルにもなるから安定した筐体でしっかりとしたキータッチを実現出来ているはずです。Surface Book 2がそうでしたから。
[拡張性]USB-Cは拡張性抜群、そしてUSB-Aが2本ある安心感は半端ない
これ、外部端子としては最高のバランスですよね。
ポートがありすぎるとその分筐体サイズは大きくなるし不格好。けど減らしすぎると使い勝手が良くない。
でもこのSurface Book 3は、USB-C x 1、USB-A x 2の超絶バランスのよいポートを備えています。
USB-CはUSB-Cハブをつなげれば、HDMI / DisplayPort / USB-A / USB-C / 電源 とめちゃくちゃ拡張出来ます。だから1ポートあれば十分。
(USB-Cハブは安定のANKERのUSB-Cハブがオススメ。僕も使っています。)
でもいざという時のUSB-Aは本体の方に2ポートあると安心なんですよね。何故なら今でもUSB-Aを使う機会は多いから。
Surface Pro 7 とSurface Laptop 3 とで比較すると外部端子においてもフラッグシップモデルならではというのを感じられます。
デバイス | USBポート | SDカード |
---|---|---|
Surface Pro 7 | USB-C x 1, USB-A x 1 | microSDXC カード リーダー |
Surface Laptop 3 | USB-C x 1, USB-A x 1 | なし |
Surface Book 3 | USB-C x 1, USB-A x 2 | フルサイズ SDXC カード リーダー |
何気にSDカードもフルサイズが入るので一眼レフカメラがSDカード使うユーザーでも安心ですね。
外部端子においてもぬかりないですね。恐るべしSurface Book 3。
Surface Book 3の残念ポイント
15インチモデルのCPUはせめてヘキサコア(CPU6つ)以上はあるべき
Surface Book 2の時からクアッドコアは存在していたのでSurface Book 3ではヘキサコアのカスタマイズはあっても良かったはずです。
15インチはWindowsノートPCの中でも最高クラスの仕様にして欲しかった。。
これは非常に残念ですね。。
Macbook Pro の2020年の最新モデルでは、
13インチが全てクアッドコア(CPU4つ)で、16インチモデルではヘキサコア(CPU6つ)から標準設定されていて上位モデルではオクタコア(CPU8つ)も選択可能です。
なのでSurfaceシリーズの中でも最高峰ノートPCとして位置するなら、せめてSurface Book 3の15インチはヘキサコア(CPU6つ)から標準設定してあるべきでした。
そう考えると15インチはコスパが悪いですね。僕は小回りきく13.5インチが好きです。
トラックパッドは少し小さく感じる
今の時代の流れからするとトラックパッドは大型化しても良さそうなもんです。
3年ぶりのメジャーアップデートならばこのトラックパッドはもう少し大きくあって欲しかったですね。
これまたMacbook Proを引き合いに出すのも気が引けますが、Macbook Pro のトラックパッドは笑っちゃうほどでかいんですよね。
ただ、Macbook Proのトラックパッドが大きいのはMacOSと密に連携したマルチタッチジェスチャーの為とも言えるので、
WindowsPCならばこれだけあればトラックパッドとしては十分という気もしますね。
デスクトップ化してしまえば関係ないですし。
重量は13インチ級としては重め
Surface Book 3は13インチクラスのノートPCとしては若干重めです。
Surface Book 3 13.5 インチ
Intel® Core™ i5:1,534 g(キーボードを含む)
Intel® Core™ i7:1,642 g(キーボードを含む)
Surface Book 3 15 インチ
Intel® Core™ i7:1,905 g (キーボードを含む)
まぁ、Surface Book 3はプロ仕様寄りなので、どちらかというとカフェとかの外出先でPCを使うユーザー層ではなく、自分のデスクとイスがあって完全デスクワークでがっつり作業するユーザー層かと思うので多少重くても問題ないかなと思います。
大切なのはこのスペックを有していてイザというときに持ち運べることですから。
それにしたって一昔前のノートPCに比べたら余裕の重量です。というかGPU搭載のデスクトップPCに比べたらなんてことありません(笑)
因みに、公称値ではないですがタブレットのみの重さは約710~730gのようです。これはMicrosoftの人に聞いたのですがSurface Book 2がその重さだったので、3でも同じ様な重さになるのではないか、とのことでした。
タブレットモードでこの重さはいいですね。電子書籍デバイスとしてもギリギリ持てる重さでしょうか。
(よくある2in1タイプのタブレットモードは実用的ではない)
名前はBookじゃない方がいいんじゃない?
これにいたっては超どうでもいい事なんですが、もはや名前はBookじゃない方がよくないですかね?(笑)
こんなに素晴らしい機種なのに、名前がBookて。な〜んかスゴミが感じられないんですよね。
Surface Pro の方がなんかスゴそうな感じがします。
Surface Book 3は、上述の通りSurface Pro 7とSurface Book 3のいいとこどりなPCで、その2機種を上回る性能なんだからもっと所有欲を満たしてくれるネーミングがいいですよね。
例えば、、、Surface Ultimate 3(サーフェス アルティメット)とか。え?厨二っぽい?ボッシュート!
Surface Book 3の価格
Surface Book 3の価格表
Surface Book 3の13.5インチの価格一覧は以下の通りです。
モデル | 価格(税込) |
---|---|
CPU:Core i5、メモリ:8GB、SSD:256GB | ¥209,880 |
CPU:Core i7、メモリ:16GB、SSD:256GB、NVIDIA® GeForce® GTX 1650 | ¥262,680 |
CPU:Core i7、メモリ:32GB、SSD:512GB、NVIDIA® GeForce® GTX 1650 | ¥316,580 |
CPU:Core i7、メモリ:32GB、SSD:1TB、NVIDIA® GeForce® GTX 1650 | ¥341,880 |
Surface Book 3の15インチの価格一覧は以下の通りです。
モデル | 価格(税込) |
---|---|
CPU:Core i7、メモリ:16GB、SSD:256GB、NVIDIA® GeForce® GTX 1660Ti | ¥292,380 |
CPU:Core i7、メモリ:32GB、SSD:512GB、NVIDIA® GeForce® GTX 1660Ti | ¥351,780 |
CPU:Core i7、メモリ:32GB、SSD:1TB、NVIDIA® GeForce® GTX 1660Ti | ¥374,880 |
13.5インチモデルの中で買わない方がいいのは Core i5, メモリ8GB, SSD256GB モデルですね。
このモデルだけGPUがついていません。GPU無しのSurface Book 3なら選ぶ意味がありません。
これならスペックあげたSurface Pro 7を選んだ方が良いでしょう。
ということでコスパに優れているのは、Core i7, メモリ16GB, SSD256GB, GPU付き¥262,680 ですね。
けど、プロ仕様で選ぶなら32GBメモリも全然いっちゃうでしょう。
Surface Book 3がオススメの人とオススメスペック
タイトルにもありますがその道のプロというのは主に、
・ノートPCで動画編集したい人
・イラストレーターやデザイナー
・VR開発エンジニア
・FPS系のPCゲームする人
のような職種の方ですね。
動画編集する人なら僕はGPUにNVIDIA GeForce GTX 1660を使っている15インチモデルがいいと思います。
イラストレーター・デザイナーなら13.5インチで32GBメモリ積んで外部ディスプレイ出して作業するのがいいでしょう。
Surface Book 3はどこで買えばいい?
Surface Book 3はハイスペックが故にどうしても高額になるので、Microstore公式ストアがオススメです。
何故か。理由は1つです。
Microsoft公式ストアで買えば30日間の返金保証がついているからですね。
30万もするPCを購入して「あちゃー、やっぱり失敗だったわ〜」なんてことになったら目も当てられません。
Amazonも楽天も価格は同じなのですが、Amazon・楽天には返金保証がありません。なので失敗した時のリスクヘッジが出来ないわけです。
公式ストアの方が安心ですしね。
まとめ
Surface シリーズでもフラッグシップモデルのSurface Book の最新モデルは、スペックを見ただけでも妥協のないPCということがわかりました。
最後にSurface Book 3がどんなPCであるかをおさらいすると、
- GPUと大容量メモリで作業時間を時短出来る
- デスクトップ並のスペックのノートPCだからクリエイターでもテレワークに強い
- ハイスペックが故の高価格なので買うとしたら返金保証のある公式サイトが安心
というPCでした。
現場からは以上です。
今ならMicrosoft 公式ストアの「 【Microsoft Store 限定】Surface Book 3 お得なまとめ買い 」が 期間限定でお買い得です。
Microsoftマウスなどのオプション品が割引になります。
お買い得な上に公式ストアだけの30日間返金保証が付いているので気に入らなかったら返品可能です。
大きい声では言えないですが安いうちに買ってみて合わなかったら返品という手もなくはないかと。。。
デメリットを覆す理由を挙げて欲しかったです。。。。
この期に及んでまだサンダーボルト3非対応であったり、前モデルから3年も掛けてリニューアルしたのに、5年前に既に普及していたクアッドコアから脱却できていない点とか。。。
攻めてヘキサコアくらいにはして欲しかったです。。
かにちゅさん、コメントありがとうございます!
仰る通り、ヘキサコアじゃないのはおかしいですね!
他のポイントに気を取られて見失っていました。
完全に異論はないので項目を追加させて頂きました。ありがとうございます(^^;)