日本Microsoftの主催するオンラインブリーフィング(新製品お披露目会)に招待頂き参加してきましたのでその様子をレビュー致します。
Microsoft直伝のお披露目会ということもあり新製品に込めたポイントも聞けてなかなか興味深い内容でした。
プレゼンター
メインの進行は、
日本マイクロソフト株式会社 業務執行役員 コンシューマー&デバイス事業本部
マイクロソフトデバイス戦略本部 本部長 の 水田 琢也氏が進めていました。
また、オンラインで、
マイクロソフト コーポレーション コーポレートバイスプレジデント マット バーロゥ氏ともTeams会議でつながっていました。
耳にMicrosoftのイヤーバズをしていますね。さすがです。
マット バーロゥ氏は以下のように仰ってました。
「モバイルのSurfaceデバイスをあらゆる人、あらゆるワークスタイル、あらゆる場所に提供したいのです。本日の発表でまさにその第一歩を踏み出せたと感じています。」
Surface Laptop Goはあらゆる人に最適なSurfaceデバイスを揃えたラインナップのうちの一つということなのでしょう。
Surface Laptop Go の紹介
指一本で開けられる
他のSurfaceノートPCシリーズと同様に指一本で開けられるとのことです。
指紋認証のWindows Hello
Windows Helloには指紋認証付き電源ボタンを採用しています。
マスクをしている事が多くなった今の時代、顔認証よりも指認証の方が簡単ですね。
液晶はベゼルレスで見やすい
Surfaceシリーズの中でも最も薄いベゼルレスであるとのこと
僕もこれは発表時の写真を見て「おっ!」って思ったポイントです。
他のSurfaceシリーズにもベゼルレスはどんどん取り入れて欲しいです!
オムニソニックスピーカーで聞こえやすい
Surface Laptop 3でも好評だったキーボードの下にスピーカーを配置することで聞こえやすくしています。
ビデオ会議が多くなったのでPCから自然に聞こえるスピーカーはいいですね。
クリアな音声と鮮明な画質が際立っています。
無変換・変換を廃止してAキーあキーで日本語と英語変換の切り替えができるようになった
英語入力するときは[A]キー、日本語入力する時は[あ]キーで切り替えが出来ます。
このキー配置ならば打ち始めてから入力モード間違いという事が減ることでしょう。
無変換・変換はなかなか使う事が少ないので僕は全Windowsがこれでいいと思ってます😁
筐体しっかりとした造り
コンパクトながらもしっかりとした造りになっているとのこと。
僕もPC感の「しっかり感」は好きです。
新Surface Pro Xの紹介
LTE対応・CPUにはSQ2を搭載
LTE対応なのであらゆる環境でネット接続出来ます。
今回CPUにはクラス最高速の『SQ2』を搭載していて、前よりも高速化しているとのことです。
プラチナ仕上げ
前モデルではマットブラックの一色でしたが、プラチナ色を追加しました
プラチナカラーは高級感がありますね。
x64エミュレーション機能をリース準備
x64アプリも動かせるようになる予定です。
Surface Pro Xはここがネックだったのですが、これが実現ともなればやっとPro Xも実践向けPCとなりそうです!
Surfaceシリーズ一番薄い
Surface シリーズの中で最薄のデザインです。
僕も旧Surface Pro Xのレビューで実機を触りましたが本当に薄くてかっこいいんですよね。
13インチタッチスクリーン・筆圧感知
13インチのタッチスクリーン対応で、4,096段階の筆圧感知も可能です。
タイプカバーも新色追加
以前は黒一択だったのですが、オシャレなカラーが追加されました。
Surfaceスリムペンが充電 兼 収納出来るのが魅力的です。
アイスブルー・ポピーレッド・プラチナが追加されました。
イメージはどんな場所でも快適に使えるように
新しいCMも流れていました。ガレージなどもどんな場所でも使える事をコンセプトにあるようです。
Q&A
オンライン参加者からの質問にも答えてくれました。
Surface Laptop Goについて
Q. 日本市場向けにSurface Laptop Goの英語キーボードは提供されますか?
現時点では予定はないですが、検討はしていきたいです。
Q. Surface Laptop Goのキーボード[A][あ]の変更の意図は?
より日本語キーボードを使いやすくを突き詰めた結果こうした形になりました。
Q. Surface Laptop Goの新しいキーボードは他のモデルにも広げる予定はありますか?
A. お客様の声を頂きながら今後の製品開発に反映させて頂きたいと考えています。
Q. Surface Laptop Goは高校生・大学生向けなのでしょうか?
A. 高校大学はラップトップごとに明確な棲み分けはしていなくそれぞれのニーズに合わせてデバイスを選んで頂ければと考えています。
Q. Surface Laptop GoにSurface Dock 2をつないで4Kモニターを2台繋げられますか?(これは僕からの質問でした😆)
A. 4K モニター2つ@30FPSでつなぐことが可能です。
(うーむ。60FPSにはならないようですね。そこは残念です。1台だったら大丈夫かと思うのですがそのうち実機レビューで明らかにしていきたいと思います。)
Q. Surface Laptop Goに顔認証のカメラをつけなかった理由はありますか?
A. 液晶部分を大きくする為にもベゼルレスにしていろいろ機能を絞った結果です。
Q. メモリーが4GBモデルのものですとリモートワークにはちょっと厳しい印象がありますがそのあたりいかがでしょうか。
A. お子様がお使い頂く時には快適に使って頂ける基準は満たしていると考えております。いろんなアプリを使っていきたいタスクをこなしていきたいということでしたらやはり上位機種の8GBメモリ機種をお勧めしたいです。
Surface Pro Xについて
Q. 初代Surface Pro Xの売れ行き・ユーザーの反響・手応えを教えて下さい。
A. アーリーアダプターの方には非常に好評を頂いておりました。その一方でアプリケーションの対応には若干弱いという指摘もありました。こちらは先ほど説明したx64アプリの対応でカバーしていく予定です。
Q. SQ1とSQ2の違いをもう少し具体的に教えて下さい
A. パフォーマンスが全体的に5%向上しています。
Q. Surface Pro Xのアップデートは既存モデルにも提供されるのでしょうか?
A. ソフトウェアの配信で現行モデルにもバッテリー延長は適用します。
Q. SQ2登場となって、SQ1のモデルは価格改定されることはありますか?
A. 旧製品に関しては値下げを致します。
Q. x64エミュレータがリリースされると通常のWindows10と同様なのでしょうか?なにか制限はあるでしょうか?
A. 今年の年末に向けてリリースを進めていますが、ファーストリリースでは全てのx64アプリを使えるわけではなく、一部アプリケーションとなり、順次拡大していく予定です。
まとめ
今回Microsoftのオンラインブリーフィングに参加させて頂きましたが、
やはりMicrosoftとしても、Surface Laptop Goはコンパクトながらも 快適なビデオ通話・すぐれた打鍵感・持ち運びのしやすさを売りにしているように思えました。
確かにSurface Go 2だとちょっと学生さんにはパワーは弱く感じたし、それより上のSurface Pro 7やSurface Laptop 3だと学生向けとしては価格的に高く感じていたので、
質疑応答では高校生・大学生向けに作られたわけではないとのことでしたが、学祭さんにはまさにピッタリなSurfaceシリーズのPCといった印象を受けました。
現場からは以上です。